Master Key room.2 前半 セトリ解説

前半 セットリスト解説

こんにちは、たけるんです。

 

前回のトーク時間を終え、前半のDJに移ります。

 

トークはお読みいただけましたか?もしお読みいただいていない方は、ぜひトーク部分からご覧ください。

 
 
ここでは、当日のセットリストを交えてDJ本人に解説をしていただきました。
それぞれの、セットリストを通してのフェスに対する愛情をどうぞ、ご覧ください。
相当な文章量です。スクロールしてもしても続くと思いますが、これが愛の大きさです。
 

amy

 
Amy セトリ解説
 
フェス特集 Master Key room.2
DJ Amy曲順
1.MOONSTER daSH/四星球
2.クラーク博士と僕/四星球
3.あつまれ!パーティーピーポー/ヤバイTシャツ屋さん
4.We are バイト/PAN
5.正常な脳/空きっ腹に酒
6.Mr.ファントム/THE ORAL CIGARETTES
7.RIVER/10-FEET
8.プロミスザスター/BiSH
9.体の芯からまだ燃えているんだ(Duet ver.)
10.O・P・P・A・I/感覚ピエロ
11.イノチミジカシコイセヨオトメ/クリープハイプ
12.アネモネ/Amelie
13.接吻とフレンド/My Hair is Bad
14.東京流星群/SUPER BEAVER
15.世界をかえさせておくれよ/サンボマスター
16.明日も/SHISHAMO
17.リライト/ASIAN KUNG-FU GENERATION
18.Sunshine/FIVE NEW OLD
19.Life Gose On/Omoinotake
20.ユメマカセ/SOIL&"PIMP"SESSION Feat. Yojiro Noda
21.無色透明 titvating 竹内サティフォ(ONIGAWARA)/シンガポールチリクラブ
22.春夏秋冬/レンゲフィールド
23.Flowerwall/米津玄師
28.雨天決行/Sumika
 
モンバスと言えば四星球のMOONSTER daSHということで、その曲から始めました。
あとは、出演したバンドや関係ないけど、わたしが大好きでおすすめしたい人を添えて流しました。

YAMATO 

Master Key room.2 私と夏フェス ありがとうございました!
 
まず、荒吐を特集するにあたって、めちゃくちゃ悩みました(笑)
とりあえず40分で組めても、荒吐に出てないアーティストが入っちゃったり、アーティスト被りしちゃったり、僕が思う『荒吐』じゃなかったり…etc。
作っては消し、作っては消し…を繰り返してできた今回のセトリですが、“なんとか”自分が思う『荒吐』らしい40分間をつくれたと思います。
 
セトリの中から何曲か、思い出に残るエピソードともに解説させていただきます。
 
①おらほのラジオ体操
荒吐2日目、一番最初のステージはこのラジオ体操!
このラジオ体操をしてると、「あ〜2日目始まったな〜」「もう2日目か〜」「来年あたりはホテル泊にしたいな〜」とか考えちゃいます。
 
 
②Funny Bunny / Base Ball Bear
③ハイブリッドレインボウ / the pillows
個人的に、the pillowsって荒吐っぽいイメージがあるんですよね。
今年の荒吐ではテナーの『Farewell Dear Deadman』をカバーしてたのもいい思い出…。
あと、「来年の荒吐のトリはthe pillowsだ」っていう噂も←
1アーティスト1曲という勝手な縛りを作っていましたが、ここはベボベのカバーでチート使いました。
 
 
④架空生物のブルース / ASIAN KUNG-FU GENERATION
まあ、僕と言ったらアジカンですよね。
あるじゃないですか、フェスに出てたら絶対見るっていうバンド。
僕の場合、アジカンがそれです。
(一昨年、「どうせセトリ一緒だよ」と謎に強がって見なかったのは秘密)
今回は、アジカン好きのプロ客用でこの曲を。
 
>最深部で濁るブルーから這い出すために糸を吐いて
>その糸でいつか希望を編んで
>ありもしない羽で空を飛ぶ日を思う
 
いや〜いい歌詞。
 
 
⑤My Instant Song / MONOEYES
今年の荒吐陸奥ステージ一発目は彼ら。
寝不足でお酒が入り、長時間の車移動で気だるくなった全身に酸素が行き渡る感覚でした。
(細美と川崎市長の絡み面白かったなwww)
 
そんな彼らの曲の中でも、この曲は忘れられない一曲です。
Allisterスコット・マーフィーとともに細美武士が新バンドを結成する!と聞いて、間違いないなと思いました。
その1st E.P.がこの『My Instant Song』。
曲を聴いて、「あ〜もう…バカ!!!」って思った記憶がありますね←
 
 
⑥JUST BE COOL / THE BAWDIES
初めて行った荒吐は2012年、昔付き合ってた子と行きました。
ちなみにその子との出会いはDevilock Night The Finalで見たTHE BAWDIES
満面の笑みでぴょんぴょん跳ねてる姿に惚れたことを覚えています。
全然COOLな思い出じゃないです。
 
 
⑦ガッツだぜ!! / ウルフルズ
一昨年2016年の荒吐2日目、磐越ステージでのラストを飾った彼らの本編最後の曲。
元カノの思い出からこの曲に繋いだのは、我ながら悪意あるなと感じました。
 
ちなみに同年、ウルフルズのアンコールは『明日があるさ』。
磐越ステージは荒吐の入場口のすぐ横にあるステージ。
テントサイト側までいる人達みんなが『明〜日がある〜さ明日がある♪』に合わせて手を振ってるのを見て、「あ〜これだよ。こういうのだよ」って涙目で思いました。
渋滞回避のため足早で駐車場へ向かう中、この曲を聴いて「あ〜今年も終わっちゃったな〜………うん、がんばろ。」って思った曲です。
 
 
⑧Deerhounds / the HIATUS
今回は、一番好きなアルバム『A World Of Pandemonium』から、『Deerhounds』を。
このアルバムは震災直後に出たものです。
震災後一週間、やっと電気が通った時、細美武士のHedgehog Diariesでは『タイトルつけてないけど、お前らのことを想って作った曲』を演奏してくれました。
 
こういう想いもあるからか、荒吐で見る彼らは特別なんですよね。
夕景をバックにした磐越ステージで見る彼らは、形容できないくらいグッと来ます。
 
 
⑨KILLER TUNE [Natural Born Killer Tune Mix] / ストレイテナー
今年の荒吐、初日の陸奥ステージでトリを飾った彼ら。
今回はgo! go! vanillasがトリビュートした『KILLER TUNE』を。
本編ではgo! go! vanillas→ストレイテナーへと移り、もうかっこよさの爆弾でしたね。
山田が歌うシンクロも、majikoが歌う彩雲も、卓郎が歌う(割と普通な)Melodic Stormも最高だったな〜
 
 
⑩蒼天ディライト / Wienners
これは今回声をかけてくれたガチさんに向けて。
かけておきながら、未だにWiennersを見たことないんですよね。
来年こそはガチさんと一緒にテント泊で荒吐に行きたいものです。
 
 
「『荒吐』といったら…っていうアーティストって誰だ?」と考えた時、サンボマスターが一番最初に浮かびました。
2016年の荒吐、2日の陸奥ステージ大トリを飾った彼ら。
アンコールの嵐から現れた山口が放った一言、
 
「お前ら、サンボマスターとバスどっちが大事なんだよ!!!バスだろ!!!!!!!」
\バスダイジ!!/\バスダイジ!!/
※ この後ホテル組がどうなったかは知りません。
 
決してイケメンではないけど、彼らの飾り気のない歌詞・MCには心打たれます。
LOVE&PEACE!!!
 
 
解説は以上!!!長くなっちゃった(笑)
他にも入れたかったアーティストも、語りきれない話もいっぱいです。
みんなが思う、みんなが好きな夏フェス、ありますよね。
 
Master Key room.2 私と夏フェス。
北は青森県八食サマーフリーライブ』、西は香川県MONSTER baSH』と、全国津々浦々の夏フェスが集う最高のDJイベントだったと思います。
これを機に「今年は◯◯に行こうかな」っていう人が増えるといいな〜
 
 

 APO

セトリ解説
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2018/10/7
Master Key room.2
ムロフェス特集byAPO(40分)
 
どうも、APOです。
主催者たけるんより「文字数制限はないから好きに書いてくれ」とのことなので、
つらつらと当日の選曲を解説していきます。
 
まず、僕にとってのムロフェスについて。
知ってる人のイメージだとアルカラ・グドモ・ircleなんでしょうけど、僕にとってはランク・バズマ・ラージを野外で、しかも一度に見れる数少ないフェスなんです。
初めてムロフェスを認知したのは4,5年くらい前ですね。ラインナップが渋い。目を疑いましたね。フラッドやビレッジは関西の音魂にもよく出てたからともかく、前述の3バンドだけじゃなくバイザとか出てたし。当時僕は岡山に住んでいたので、片田舎からうらやましいなと感じていました。遠征って大変なんすよ・・・
さてそんな僕に転機が訪れまして。昨年2月に東京への転勤を言い渡されました。えぇ、そんな急な・・・と思ったのもつかの間。あれ?もしかしてムロフェス行ける?と頭をよぎり、ほぼアーティスト未発表の状態で2日通し券を買ったのでした。(ちなみに超先行チケットだとチケット代めちゃくちゃ安かったのです)仕事の心配しろよ・・・
というわけで昨年から念願のムロフェス参加、今年ももちろん参加しました。
会場はお台場、青海駅から徒歩5分。近い。さすが都市フェス※来年は会場変わるそうです。駅についたらもう演奏が聴こえる。近い。
会場に入るとびっくり、ステージ横並びにドン・ドンと並んだシンプルなつくり。もうライブハウスを外の広場にそのまま持ってきたみたいなシンプルさ。ロックフェスだから音楽だけで勝負みたいな。かっこいい音楽でぶん殴るみたいな。クリーチャー出してOverrunみたいな。そんなフェスです。知らなかったバンドもかっこいい演奏バシバシやってました。知らん曲も楽しめる、出会える素敵なフェスです。来年きっと会場変えてやると思うので是非。 
さて、この時点ですでに1000文字が目前です。前段が長い。本題の選曲解説に入りましょう。今回特集するにあたり、どのバンド流すかはだいたい決めてましたが、どの曲をどの順番で、は当日決めました。
構成は①去年のムロフェスの思い出 ②行けなかったけど見たかったバンド編 ③今年のムロフェスの思い出 の3部構成。①、③については極力当日のタイテ順に並べたはず。では行ってみよう。
 
①去年のムロフェスの思い出編
01.インディゴ/LUNKHEAD
いつの曲やねん。ちなみにこの後スモールワールドもやった。インディゴはランクの中でもかなり好きな曲で、歌いだしから最高なんですよ。この曲聴けると思ってなかったからすごく印象に残ってました。去年も今年もランクは結構早めの時間なんですよね。それもあってしょっぱなの曲に持ってきました。
 
 
02.オレンジテレフォン/ジラフポット
会場で以外にも好評でびっくりしたジラフポット。オレンジテレフォンもイントロ好きなんですよね。2番の「はいはいわかったわかったそういうことにしてやろう」のループが癖になる。この日は最後らへんに新曲やってて、それもかっこよかったのが印象に残ってます。
 
 
バズマザーズが野外で見られるってのがやっぱポイント高いです。めっちゃくちゃかっこいいんですけど意外と知らない人が多いので積極的に流していきたいバンド。今年のメドレーがやばすぎて③に入れるか迷ったんですが、去年のMCが好きすぎて去年の思い出に。
へらへらとしゃべっているかと思いきや一瞬でロックンローラーになる山田亮一△。
ちなみに僕の記憶が間違っていて、実はそのMCをした曲は1曲前で「スキャンティ・スティーラー」という曲だったことが判明しました←
そのMCは大体15分くらいから。最初音がないのは仕様です。多分リハ中にバードメン/TMGEやってたからかと。
 
 
04.20000V放電/Large House Satisfaction
ライブハウス限定音源です。BREACHも好きだけどこっちも動画欲しかった。恵まれない僕たちにぴったりな曲だと思いませんか?奥さん。ラージはtrafficが有名で、一時期DJイベントどこ行ってもtrafficばっか流れたかと思えば最近はとんと流れなくなったみたいな解せない状況なんだけど、ずっとかっこいいからねこのバンド。この日はBREACHで始まって、Phantomでぶち上がって、終盤で確かやってたと思うこの曲。牙は抜けてないし健在です。ぜひライブハウスで聴いていただきたい。あと、地下室でくっそ雑に紹介されててちょっと「ぁあ!?」と思ったけど、音がデカいのは否定しない。
 
 
②行けなかったけど見たかったバンド編(実際見れてないため文字数少な目)
05.ゴールド/BYEE the ROUND
GRAND FAMILY ORCHESTRAの松山さんがやってたバンド。今は無期限活動休止中。
出会いはライブハウスで、好きなバンドと共演していて一目ぼれ。その場で売ってた音源全部買って帰りました。推し曲に合わせてこの曲を選んだんですが、イエスマンのブルースとかHush!!あたりの曲がすごく好き。年とって気が向いたときにライブできたらいいなとか書いてたので、実現してくれたらうれしいです。
 
 
ある日唐突に1人になったかと思いきや今は3人体制に戻った模様。これはかなりゴリっとした曲ですが、全体的にはダークな雰囲気と松本さんの色気のある声が非常にマッチしていて好きなバンド。久しぶりに見に行きたいなあ。
 
 
07.スローウェイヴ/或る感覚
残念ながらライブ見れないまま解散してしまった或る感覚。ジャギジャギとしたギターがかっこいい。テレキャスターの音が好きならおすすめ。
 
 
08.Where Is My Freedom/a flood of circle
あえてリハの曲をチョイス←
フェスのフラッドはだいたいリハで1曲まるまる通すんですよね。本編時間足りねえよと言わんばかりにw
I’M FREEと歌ってた佐々木さんがどっかに自由を置き忘れたらしく、Where Where Where Is Freedomと叫ぶ歌です。
 
 
09.黄金になる/GRAND FAMILY ORCHESTRA
推し曲です。
昨年からほんとに苦難に遭遇したバンド。折れずに立ち上がってくれたロックスター松山晃太。オー晴レルヤ!!も流したかったんですが、復活1発目のムロフェス、最後の曲を推しにしました。この日のライブ、出られなくなった人のことには触れず、支えてくれた人へただ感謝を述べる話をし、最後にこの曲へ。間奏中に柵を乗り越え文字通り「人に支えられた」松山さんが、自嘲を交えながら叫ぶ姿に感情がめちゃくちゃ高ぶりました。「プロフェッショナルはケイスケ・ホンダにくれてやる。ただ、ロックスターの座はコウタ・マツヤマがいただいていく!」文字にするとなんともな叫びだけど、立ち上がったその姿はどう見てもロックスターだと思いました。
黄金になる1日を、まだ生きたいと思える日を 俺の幸福の一端を確かに担う君にやる
 
 
10.WENDY/ビレッジマンズストア
テントステージのトリ。アンコールの1曲
Youtubeで初めて動画見てからずっとめっちゃ泣きながら聴いたWENDY。ビレッジマンズストアは人生順風満帆悩み無し系の人間には無縁なバンド。何か行き詰ってるならその時に寄り添ってくれるようなバンドです。漫画になれない人生だけど、勝手に不戦敗と決めるんじゃねえよ。
 
 
このタイミングでともこが来たのでこれはもう流れ無視してともこのために流しました。最近この曲の入り方すごくいいんだよ、佐々木さんが即興で弾き語りながら「だって人類は月にだって行ったんだぜ」からのこの曲、まあ割と泣く←俺が知ってから8年間ずっと、いつだって今のフラッドが一番かっこいい。
 
 

 たける

Master Key room.2
 
ありがとうございました。
イベントを通して、津々浦々のフェスの魅力が詰目込められたなと思います。
DJパートでは、後日出演者に当日の思いや、セットリストの解説を書いてもらいました。
当日語られなかった曲に対する思い、繋がり、DJという演奏形態が含む点ではなく線で繋がる様を見ていただければと思います。
 
1.革命 / MOROHA
初めてOTOSATAに行った時に、当時『名前しか知らない枠』に入っていた彼ら。『知らないアーティストを端から見よう!』と思っていたので本当は、半分くらい見て別ステージに移動する気だったのですが、結局ライブ一本見てしまいました。
革命は、地元の友達と居酒屋で夢を語り、その時過ごす今を自分の中で違和感を感じながらも肯定しようとする男の話から始まります。
東京でフリーターをしながら過ごしていた自分が地元でこの曲と出会えることになんだか運命を感じました。同郷のMOROHA。彼らの言葉は純度が高く、鋭く光りながらぶっ刺さります。フェスの幕開け、こちらのエンジンを無理やりかけるのではなく、ガソリンを打ち込まれたかのような、今までのフェスでは体験のないような熱いスターターでした。
 
2.Annie / カフカ
ドラム一発目から勢いよくスタートし、ドラムが引っ張るなかにも、歪むギターから流れ、揺れを感じるイントロ。
『言葉が出ないから、白い息を吐く』というサビの歌詞が、なんだか長野の冬を象徴しているようでした茅野は言わずと知れた雪国で、氷点下10度は割と当たり前の地域。
別れをテーマにしながらも、なんだか物語の始まりを印象的に残し、とてもドラマチックで好きな曲です。東京で知れたバンドを地元で見れるのもとてもエモみがありました。
 
3.溺れる / ジョゼ
カフカから感じる揺らぎから、つなげたジョゼ。この辺の曲はフリーターやってた時なので、どうしようもない気持ちとリンクして好きな曲です。浮遊感と鋭利さを兼ね備え、ラストのサビは感情が少しだけ見えるところが個人的に好きです。
大型フェスではあまり見ないけど、歌詞と音が洗礼されていて、どこかで見れる機会があれば是非見て欲しいなと思いました。
 
4.Just Give Me The Rock 'N' Roll Music / WHITE ASH
今はなきWHITE ASH。THE DARK BLACK GROOVEに収録されていて、ライブを見るために予習として借りたこのアルバム。
初めて触れた彼らの作品で、重めの音とボーカルの高音のバランスがものすごく取れていて、black musicの感じもする力強さとグルーブがとんでもなく好きなアルバムで、その中の特にお気に入りです。
 
ここまでの4曲は、トーク部分でも出した『うねり』のバンド達から集めてみました。音に漂い、音の雨に打たれる気持ち良さが半端ないラインナップ。野外なら、風と空に包まれ、開放感の中ビール片手に見たらさぞ気持ちいいでしょう。
しかし、OTOSATAは室内型フェスです。ライブハウスにもある閉鎖された空間で全身を音が満たしている感じがとても好きです。
 
この先からは、大型フェスにもよく出る方々を中心に熱量を感じてもらいたいゾーンです。
 
5.Isolation / Nothing's Carved In Stone
イベント当日、日本武道館のライブを敢行した彼ら。(日程ダブルブッキングしたのを後日気がついて、Master Key別日だったら武道館に行ってる予定だった。)
お昼を済ませて、なんとなしに覗きに行こうと思った時、室内フェスなのでホールの大きな防音扉を開けた瞬間に、isolationのとんでもなくかっこいいイントロが突っ込んできた思い出があります。
子供の頃から何度か入っているホールが、とても大きな生命体のように動き声を上げている姿が超カッコ良かったです。
 
東京に出てきて、胸躍らせながら行ったタワーレコードで片っ端から視聴した中の一枚に入ってるアルバム。
足元どうなってんのかわかんないけど、そんなんどうでもいいくらいの痛快さ。
英詞なのに歌詞がリズムと共に身体中に入ってくる感覚。
高校当時出入りしてたホールが、まるでダンスホールのようでぐちゃぐちゃになっていて、先ほども記載しましたが夏フェスの開放感も好きだけど、室内フェスならではのその空間全てをプロデュースしている様なライブ空間がとんでもなくカッコ良かったです。
 
7.S.S / パスピエ
パスピエFM長野のマンスリープッシュに抜擢されて、帰省した時に偶然フィーバーを聞いて、妹と2人で『なんじゃこりゃ!』とたまげたアーティスト。
そんなアーティストを地元で見れ、ここも不思議なつながりがあるなと思って選びました。
てか、FM長野のマンスリーは本当に最高で、全く売れてないワンオクとかmonkey magicとかいち早くプッシュしてて推せるんですよ。マンスリー部隊ものすごく優秀。
 
解散が決まってしまいましたね。流した段階では、解散発表が出ていなくて単にOTOSATAに出てるので好きなのでかけました。地元に桜の名称があってそこが全国から集まるくらい、本当に綺麗なところで、『はぁー!あんなところでデートして、彼女越しの桜を堪能してえな!!!な!!!伊織さん!』という思いです。
曲単体の話になるけど、本当に好きなんですよね。サビのユニゾンがとっても綺麗で『桜色ダイアリー』っていう単語の切れ味というか爽快感があって、アイドルソングの中でもかなり好きな曲です。単体で記事書きたいほどです。
 
9.秘密 / BIGMAMA
実はこれ、ライブで聴けてないんですよね。比較的やるナンバーなのは承知ですがフェスで見るたびになんかこの曲が外されています。一番好きなのに。
この曲を初めて聞いた時から、頭に流れる映像の舞台は高校の図書室。こんな風な出会いはなかったけど、何かと集まって校庭を見下ろしながら友達と話してたなと、そんな図書館が舞台にあります。
線が細い女の子。そんな女の子との少ない時間を振り返る様なこの曲。それが距離的な問題なのか。死別なのか。彼女が指を唇に当てて、耳元で何を囁いたのか。
 boy meets girl感というか、甘酸っぱいの中に切なさを含む感じがたまらなく好きで選曲しました。
 
10.DANANA / TOTAL FAT
トークでも触れた閃光ライオットの公式テーマ。イントロが鳴ると ゾワッ・・・ ってなる人も多いはず。School of LOCKは青春そのものであり、音楽の入口だったので、とんでもなく思い入れが強いです。
個人的にメロコアは詳しくないのですが、メロコアが好きな人はこういう感覚の虜になったのだなと思っています。
 
11.プランジ / THE NAMPA BOYS
推し曲。なんで推したかは全部話しているのでトークを読んでいただければありがたいです。
最後の歌詞、『始めようか。今ここでさ』がOTOSATAの歩みとリンクしてエモくなってしまいます。
 
閃光ライオット(現 未完成フェス)繋がりで、OTOSATAにも昨年出たリーガルリリー。
この曲は一文一文が耳に残るほど歌詞が鮮烈。『音楽も人を殺す』って一節が優勝級に素晴らしいなと。
推し曲に選出しようかと思って最後まで絞り続けたうちの一曲です。
音楽は人を殺しも生かしもする。それは、精神的な物でも、実際に演奏する立場に立った時も、今まで聞いてきたアーティストの天才ぶり、自分の無能ぶりを突きつけられる時がある。自分は軽くギター弾いたりしていたけれど、思うように音がならずにいつしか埃をかぶって、今は実家の押入れにしまってあります。そんな青春時代を思い出す曲でもあり、今現在の自分がどれだけ音楽に助けられ、縋り、もらった物が多いのかを思い出す曲です。
00年代のギターロックの音に近いイントロから、アジカンを彷彿とさせる音が懐かしさも覚えてしまう20代半ばあたりの人にはぶっ刺さる一曲なんじゃないですかね。
この曲を10代で書いてしまったらそりゃ関ジャムでも取り上げられますわ。
 
 
13.光について / GRAPEVINE
最後。ライブで見たときに、最後の曲ではないのに『あー。フェスが終わったな。』となんとなく自分の中で思ってしまった曲。
いろんな場面のエンディングにハマると思うんですよ。夏の終わりとかによく聴きたくなったり、1日の終わりに聞いて帰ってきたりすることが多くて、その日もOTOSATAのエンディングテーマみたいに聞こえてた思い出があります。
GRAPVEINの楽曲は、対象にフォーカスを絞る手法の歌詞ではなく、抽象的にポイントポイントを表し、その空白はリスナーに託す歌詞が多いような気がします。
光については 喪失感というか切なさも持ちつつ、サビでは多幸感に包まれる感じがして少しだけ前向きになる感じがします。
 
前向きという表現は少し違うかもしれないです。心の中で何かが芽生える感じというか。大げさな物ではないです。他人から見たら変化なんかないかもしれないけど、自分の中には確かな変化があるような、そんな小さなことを感じます。
 
後半は、フェスの出演者を中心に地元長野がかぶる曲をチョイスしました。
音楽を聴くと思い出す景色ってありますよね。自分にとって、一番音楽に貪欲だった高校時代のことが多く、必然的に地元が多くなります。
本当にライブがなかったんです。森山直太朗が地元に来た時に大騒ぎしたほどです。
 
だからこそ、今回自分がOTOSATAを取り上げる意味があると思いました。
チケット代も安く、環境も快適。ぜひ来年は一緒に遊びに行きましょう。
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ということで、前半DJのセットリスト解説でした。
 
スクロールで飛ばし飛ばし読んでくれた方。
ありがとうございます。
その前後の曲もぜひ読んでみてください。思いが繋がっていて曲の聞こえ方が違ってくると思います。
 
最後まで飛ばさずに読んでいてくれた方がいたら、本当にありがとうございます。
朗報です。
 
後半に続きます。
 
※Amyに関しての記事を追加しました。